絶望の国への絶望的な売り(今週のトレード記録)
※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。
今週は投資家にとっては苦難の日々であったろう。特に、日経平均は世界各国と比較しても大きな下落となった。
本記事では5/11~5/13に大きく日本株が下げた理由と私自身の今週のトレード記録について触れていきたい。
日経平均が今週大きく下げた理由
私が思う今週の日経平均が大きく下がった理由は以下の3つである。
・NY市場の下げ
・日本のコロナ混乱とオリパラ問題
・日銀の買い入れが行われなかった
NY市場の下げ
今週は日本だけでなく世界全体で株価が下がっており、NYダウは史上最高値を更新した後、約4%ほど下落した。
(参考)NYダウ週間チャート
下落の主な理由は、インフレ懸念と長期金利の上昇である。
言わずもがな、日経平均はNYダウの遅効指標であることが多いので、連れ安してしまった。
日本のコロナ混乱とオリパラ問題
日経平均がNYダウに連れ安したとしても日経平均はNYダウ以上に下げ、週間で最大約7%の下落となってしまった。
(参考)日経平均週間チャート
NYダウはアメリカが感染拡大から回復し景気拡大の局面でインフレ警戒と長期金利の上昇から下落した。
一方で、日本はワクチン接種が遅れ、感染拡大の真っ只中にあり景気拡大は無縁の状態だ。それが国内外の投資家にマイナスであり、必要以上に売られた理由になったであろう。
さらに、今夏のオリンピックパラリンピックの開催可否で政府の対応がチグハグであることも連日海外ニュースでは報道されており、確実に国としてマイナスイメージが定着し、もはや日本企業を売るという選択にもつながっていったと思う。
日銀の買い入れが行われなかった
最後に日銀の買い入れが連日日経平均2%以上の下落の中で買い入れを行わなかったことも日経平均に大きな売りが起こったことも大きかった。
これまで1年近く日経平均の上昇があったのは日銀による金融緩和が大きな役割を果たした。
金融緩和の手法の一つであるETF購入が今週行われなかったことは今後の日経平均を占う大きな事象になりそうだ。
コロナショックによって大規模な金融緩和を行なったが、それは今の日本の金融政策ではいずれ縮小せざるを得ない。(テーパリング)
それが来年になるか再来年になるかは分からないため、いずれくる金融緩和の縮小の際には今週以上の下げが予想されるため、準備を怠らないようにしたい。
今週のトレード記録
今週の私の資産総額とトレード記録は以下の通りである。
資産総額 57,800,878円 (前週比-1,447,427円)
(in)三谷産業(300株)、ベルトラ(500株)、Zホールディングス(500株)、総医研(300株)
(out) Rizap(1000株)+19,000円、マーキュリア(500株)+45,000円、ANA(100株)+21,000円
三越伊勢丹(200株)-8,400円
〈トレード判断について〉
・三谷産業、Zホールディング、総医研については決算確認後、前面安の中でファンダより過剰に売られていると判断しinした。
・ベルトラはこの先も下がる可能性が高いものの、アフターコロナPFを強化するため、新規in
・Rizapや三越伊勢丹の売りに関しては決算週であり、決算次第で大きく売られる可能性があったため、リスク回避として売却。
・マーキュリアとANAについては、今週複数銘柄を買うための資金として利益確定。
〈所感〉
日経平均が暴落する中で、私のPFも大きく下落。一時は週間で200万円を超える大きな下落となり、胃がキリキリする日々であった...
その中で、利益確定も行いながら、下落しすぎた銘柄を拾っていった。嵐が過ぎるのをなんとか堪えたと思う。
これからがコロナからの景気回復の本番であると思うので、今週の下落は押し目だったと個人的には思う。来週からまた安定した動きを願うだけだ...
※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。