タヌキ投資戦略(2020年10月~)
早いもので10月が来た。
久しぶりに自分の学びのアウトプットも含め、hatena blogの更新を行う。
私はREIT組成、アカデミックライティングが本業で、 株式運用のプロではないが、 学生時代から十数年の個人的なトレードの経験がある。
軽く流す程度に見ていきたい。
10月からの株式運用のテーマは
「コロナ後を見据えた運用」
である。
今年は、市場がコロナに翻弄され、 在宅時間が長くなることに恩恵を受ける企業(IT・物流など)・ もしくはコロナ体制のある企業(スーパー・家具など) に資金が集まりやすくなっていた。
しかし、 社会はコロナと共存していく覚悟が固まっているように思える。
GO TO キャンペーンも始まり、 人々は国内に限って旅行するムードが高まっている。 半年前にその数字に怯えていたコロナ感染者数の数字に対しても軽 く流すような雰囲気が出てきた。
私は、社会は新しい生活様式を取り入れながら、 コロナと共存していくのだと確信した。
コロナによって、在宅勤務やEC化など時代が5年早まったなどと も言われている。また、 飲食業界やアパレル業界でよく見られる減少であるが、 企業間で二極化が進んでいる。
コロナにより進んだデジタル化などに対応できなかった企業・ もともと現預金が少なく財務体質が悪かった企業は企業継続が困難 に直面し、キャッシュリッチの企業にM&Aされる動きも目立って きた。
その環境下、株式マーケットで、私が注目しているのは自動車・ 不動産セクターである。
コロナにより、自動車・ 不動産セクターは大きく売上に悪影響を受けた。
しかし、 これらのセクターはコロナが落ち着いてからある程度の戻りが期待 できる。
自動車に関しては、郊外への人口のシフト・ 通勤形態で電車が避けられるようになりむしろ、 コロナ前よりも需要が高まる予想さえある。
不動産に関しては、オフィスが相当ネガティブに見られているが、 市場が思っているほど、社会のオフィス離れは進まず、 オフィスの概念もコロナによって新しなると考えている。 ホテルも今後、インバウンド無しに日本はやっていけないため、 コロナが落ち着き次第、需要を取り戻していくだろう。
自動車・不動産セクターともに日経平均の戻りに比べれば、 相当戻りが遅いため、コロナが収まっていくにつれ、 バリュエーションが見直されると考えている。
今年一年、コロナに翻弄され、健康面・ 精神面で苦痛を味わっている人々がいる。しかし、 社会は確実に平穏を取り戻していっている。長い目で見てあのときコロナがあったから、今の自分があると思えるように、 あと少し頑張っていこう