タヌキれぽーと✍️

投資家タヌキによる資産運用に関するブログです。株式投資、キャリア、REIT、不動産。

いちごオフィスリート徹底分析!!

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※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。

 

 

 

いちごオフィスリートについて

 

 いちごオフィスリート投資法人(IOR)の基本情報

 

(スポンサー)いちご株式会社

(資産運用会社)いちごアセットマネジメント株式会社

(投資アセット)オフィス

(資産総額)2,062億円

※2021/4時点


IORの大きな特徴は以下の通りだ。

中規模オフィスに特化したポートフォリオを構築

 ・全国に満遍なく物件は分散されており、特に東京に多くの物件を保有する。

 

 

2021/4期決算

IORの直近2021/4期決算内容については以下の通りである。

 

営業収益:7,725百万円(-1.8%)

当期純利益:3,121百万円(-5.8%)

分配金:2,132円(-4.3%)

※ ()内前期10月期比

 

営業収益・当期純利益ともに減少し、分配金も4%下げる結果に...

 

分配金減少の理由としては以下の通り

・コロナ影響でオフィス稼働率が低下。

・賃料上昇率の鈍化。

 

オフィスの稼働率の低下はかなり気になるところではあるが、2021年に入り成約面積が解約面積を上回るなど、中規模オフィス市況は戻りつつとあると決算では述べられていた。

 

 

総括

 

最後にチャートの確認をする。

 

(参考)IOR10年チャート

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 ※Yahooファイナンスより 6月22日時点

 配当利回り:4.37%

 

コロナ前の最高値120,000円台には届いていないものの、他リート同様投資口価格を大きくか戻している。

 

今後のIORの投資口価格を占う上で、下記のことが重要視される。

 

・コロナ後、中規模オフィスに需要が戻るのか否か。

 

いちごオフィスリートが中規模オフィスに特化した投資を行なっている理由としては、相対的に安定したキャッシュフローを有しており、投資主への安定的な分配を行えることを挙げている。

 

コロナ後のオフィスマーケットでは「選ばれるオフィス」と「選ばれないオフィス」が2極化されるという意見もあり、中規模オフィスがどちらのオフィスに位置されるのかは要注意ポイントであろう。

 

 

※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。