不動産証券化マスター要点整理⑥(ファイナンス理論と投資分析)
今回は、不動産証券化マスターの出題範囲からファイナンス理論と投資分析を掲載した。
ファイナンス理論は一見難しそうに見えるが、超基本的な部分からしか出ないので実は得点源である。短時間でマスターでき、満点を取りたい分野だ。
暗記事項
【暗記事項】
・トレーナーの測度・・・単位リスクあたりの超過収益
・ジェンセンのアルファ・・・ポートフォリオの実現リターンが理論的に期待されるリターンをどれくらい上回っているか表す。
・証券市場線・・・横軸にベータ、縦軸に期待リターンをとったときに、CAPMにおけるベータと期待リターンの関係を表した直線。・シャープレシオ・・・リスク(標準偏差)1単位あたりの超過収益を表す。
シャープレシオ公式
→(ポートフォリオの収益率/無リスク資産の収益率)÷ポートフォリオ収益率の標準偏差
・CAPM・・・個別株式が持つβ値から、その株式に投資をしている投資家がどのくらいの収益率を期待するのかを関係づけたもの。
CAPM公式(下記)↓
現代ポートフォリオ理論
・リスク資産のみ投資が可能である場合、(①)は効率フロンティア上でリスクが最も低いポートフォリオである。
・2つの資産によってポートフォリオを組んだ時、2つの資産の相関係数が大きくなるほど、ポートフォリオのリスクは(②)なる。
・リスク回避度が異なる二人の投資家が、投資家のうな対象から同一の効率フロンティアを想定している場合、二人の(③)は必ず同じ組み合わせとなる。
パフォーマンス評価
・シャープレシオが等しい2つのファンドであっても、(①)は等しくならない。
・ファンドのリターンが証券市場線上にあれば、ファンドの(②)は0である。
①トレーナーの測度 ②ジェンセンのアルファ
債券
・(①)とは、固定利付債の現在価値を、キャッシュフローの発生時点にかかわらず共通の割引率を使って算出し、それが市場価格と等しくなるように求めた利回りのこと。
・満期10年の割引債の割引率が3%の時、10年スポットレートは(②)%となる。
・割引債のデュレーションは(③)と等しい。
・利回り変化が同一であれば、(④)が長い債権の方が価格変動は大きくなる。
・同一満期かつ満期時の償還元本も同じでクーポンの異なる固定利付債ではクーポンが(⑤)債権の方がデュレーションは短い。
①最終利回り ②3 ③残存期間 ④デュレーション ⑤大きい
スポットレート・・・現在と将来の一時点の間に適用される金利。
フォワードレート・・・将来の二つの時点の間に適用される金利。
デュレーション・・・債券の残存年数を加重平均したもの。債券等への投資の平均回収期間。
クーポン・・・債券(利付債)に付いている利払いのための利札。表面利率。