暴落株を狙う...(第3回週刊経済)
緊急事態宣言が出ましたね。
これから1ヶ月、自粛が強要され、家の中にいる時間が多くなります。これをきっかけに、自分自身を見つめ直すなどしてみれば、良いかもしれませんね。
緊急事態宣言には、株式市場は織り込み済みで、まるでコロナが収まったかのような動きをしています。
コロナ暴落初期では、コロナに関係ない銘柄を買い進めました。その結果、そのような企業の株価は戻りつつあります。
株式市場はドラッグストアやスーパーなどの生活必需品関連や任天堂をはじめとするゲーム株は反発が大きく、コロナショック前の水準まで戻しています。
一方で、コロナにもろ影響を受ける航空株や百貨店株、ホテル株、飲食関連株、イベント関連株は至って軟調です。
REITに限ってみればアセットタイプ別に利回りが、
物流: 3%
住宅:4%
商業:8%
ホテル:12%
となっております。これが、リスクを勘案した今の市場のREIT に対する評価です。
コロナに影響がある商業・ホテルが物流・住宅に大きく溝を開けられているのが現状です。
REIT だけでなく、他の影響がある航空株や百貨店株もそうです。
今から、物流・住宅に行くのもいいと思いますが、大きくキャピタルゲインを狙うなら商業・ホテルに行ってもいいと思うんです。
コロナショックで思うのは、1番経済的打撃を受けるのは日雇いのような下流階級の人たちです。経済が止まる中で、雇い止めをされ、まず初めに被害を被るのは、下流の人たちなんです。悲しいかな。
それに比べ、旅行や航空を除く大企業に勤めている人の影響は軽微です。損失はあっても、それまで貯めに貯めた豊潤な内部留保を使って、賃金は据え置き或いはベアでしょう。この自粛ムードの中で金の使い場所がなくなっているため、自粛解禁後はすぐに上流層の消費は戻ると思います。
だから、航空・百貨店・旅行はV字回復していくと思っています。
コロナの感染者数がイタリアとアメリカでピークアウトしたとの憶測もあり、これから市場はコロナの感染者数から、今回の影響が数字として出てくる決算へと目移りしてきます。
私は一旦、20000タッチするくらいまで続伸し、決算期まで17000代まで下落を続け、決算が出そろった段階で悪材料出尽くし。そこからまたさらに上を目指す動きをイメージしています。
目先の目まぐるしい動きの中で、私の中で投資家人生市場1番頭を働かせています。
「アフターコロナの世界は...」
「インバウンドの戻りは...」
「人々の新たなライフスタイルの変化は...」
頭をフル回転させながら、高配当ポートフォリオを再構築していっています。
日経平均をはじめ、銘柄の多くが3月の安値と先週末の安値をボトムに「Wボトム」を形成し、テクニカルでは上方向を示しています。しかし、有事ですので、テクニカルも通用するかどうか分からず、上か下か全くわかりません。
さらに、これから迎える1ヶ月は「未知の世界」。どんな結末が待っているのでしょうか。
もちろん、目先の値動きは気になりますが、投資は長期が基本。長期的にはおそらくどの銘柄も割安水準です。適切な位置でエントリーしていきたいですね。