三菱地所徹底分析‼️
※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。
今回は三菱地所(東証1部、銘柄コード8802)について分析する!!
2021/3期決算内容
まず、三菱地所の直近2021/3決算を分析する。
営業収益:1,207,594百万円(-7.3%)
営業利益:224,394百万円(-6.8%)
経常利益:210,965百万円(-3.9%)
当期純利益:135,655百万円(-8.6%)
※ ()内前年度比
どの指標も前年度比から悪化しているが主な原因は以下の通りである。
・主力のオフィス、商業施設、ホテルが新型コロナウイルスの影響を受けた。
・分譲マンションの売却益減少
・海外事業のキャピタルゲインの減少
今後の見通し
2021/3期の決算は厳しいものがあったが、今後はオフィスビルを中心とした再開発を多く予定しており、三菱地所はさらなる成長を続けていく。
特に八重洲のTOKYO TORCHのプロジェクトでは、2028年 に日本最大の高さの「TORCH TOWER」が建設され、丸の内エリアのさらなる強化を目指す。
(今後のオフィスに対する見通し)
注目のコロナによるオフィス需要減少について次のようなコメントがあった。
テレワークを経験することで、対面によるコミュニケーションの重要性や執務室の快適性が再認識された。オフィスの解約が相次いだIT企業や米国の企業のオフィス回帰の動きも見られ、オフィスとテレワークを組み合わせた働き方が定着するのでないかと考えている。
日本のデベ代表から言われるとオフィス回帰とのコメントがあると安堵感がある...
コロナ禍もあり、今後オフィスのあり方は変わっていくと思うので、三菱地所にはその動きを引っ張っていって欲しい。
株価について
最後に株価を分析する。
地所については上場がかなり昔で長期的なチャートになるが、リーマン前からの2007年から下落傾向にあるのが気がかりだ。
(参考)三菱商事上場来チャート
※Yahooファイナンスより
配当金利回り:1.79%
時価総額:2,558,234百万円
PER:17.33
PBR:1.33
※6/5 15:00現在
PER・PBRともに指標での割安感はない。
不動産業界全体の課題であるが、大手不動産会社を中心に株主還元率が低く、他業種に比べて歴史的に株価が低位に沈んでいることが課題である。
コロナ後の株価の動きには注目していきたい。
※本記事は情報提供を主たる目的としたものであり、投資手法を紹介したり特定の銘柄を推奨するものではありません。個々人の投資に関しての責任は一切取りかねますのでご留意ください。